温度センサの校正には、高精度の環境条件を持つ標準室に世界水準の標準器と校正用機器を配備し、優秀なスタッフと共に高精度の校正を可能にしています。
ISOをはじめとする社内品質管理にかかせないトレーサビリティの校正に対して標準室が寄与しています。
□JCSSとは?
Japan Calibration Service System の略語であり、計量法校正事業者登録制度を意味します。
□計量法校正事業者登録制度とは?
ISO/IEC17025(*1) の要求事項に適合しているかを経済産業大臣から委託を受けた公的な第三者機関(独立行政法人製品評価技術基盤機構)によって校正能力の審査を受け、認められた校正事業者を登録する制度です。
旭産業株式会社標準室は、計量法校正事業者登録制度の温度区分において校正能力を認められ、登録されたJCSS校正事業者(国際MRA対応認定事業者)です。当標準室の登録番号はJCSS 0097 です。
旭産業株式会社標準室のJCSS校正は、お客様の計測の信頼性向上に貢献いたします。
□こんな時お役に立ちます。
JCSS校正は、校正値の信頼性が高く、その校正証明書だけで国家計量標準へのトレーサビリティが証明されます。これに対し、一般におこなわれている校正や試験では第三者の認証が無く、その校正結果(試験結果)の信頼性を公正に保証する事は困難を極めます。JCSS校正を利用していただければ、第三者に認証された方法で校正が実施され、校正証明書に記述された校正の不確かさと校正結果(試験結果)の信頼性が保証されます。
昨今、ISO9001(*2)等の規格では計測のトレーサビリティが求められ、ISO/TS 16949(*3) やAMS2750(*4)等多くの規格で、ISO/IEC 17025(*1)が参照されています。
弊社のJCSS校正はISO/IEC17025 に適合しており、さらに国際MRAに対応しておりますので、これら規格の要求事項に対応できます。
(*1) ISO/IEC17025 : 試験所及び校正機関の能力に関する一般要求事項
(*2) ISO9001:2000 : 品質マネジメントシステム-要求事項
(*3) ISO/TS16949 : 品質マネジメントシステム-自動車生産及び関連サービス部品組織のISO9001適用に関する固有要求事項
(*4) AMS2750 D:(Aero Material Specification) 米国航空宇宙材料規格(バージョンD)
JCSS 校正が可能な温度計及び温度範囲について、またその他のご質問は弊社営業部にお問い合わせ下さい。
【お問い合わせ】
TEL:06-6362-7922 | FAX:06-6365-7113